第1戦 Stream Trail CUP 結果
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HOT2022 第1戦 Stream Trail CUP
浜名湖オープントーナメント2022 G‐FISHING / GARMINシリーズ 第1戦『Stream Trailカップ』が5/8(日)に開催された。
コロナ禍での開催
世間を取り巻く新型コロナウィルス感染症を伴い、今シーズンも開催数ヶ月前よりHOT実行委員会で話し合った中、今シーズンも 浜名湖オープントーナメント は対策を万全にし全4戦 予定通りに開催することとなった。
会場内でのマスク着用義務、受付時のアルコール消毒と検温を実施。すでにコロナ禍の新しい生活様式に慣れている参加選手のおかげもありスムーズに受付完了となった。
第1戦メインスポンサーは「Stream Trail」
今回、第1戦の冠スポンサーは 機能性防水バックで有名な「Stream Trail」様。
今シーズンも第1戦の冠スポンサーを快く引き受けて頂いた。
ストリームトレイルは20年以上の歴史をもつフライフィッシングメーカー“チャップス”が手掛ける日本のギアブランド。
フライフィッシングにくわえ、もう一つの水にまつわるスポーツ、カヤックの経験値を融合させ、防水アイテムを数多く取り扱いしており、浜名湖のフィッシング以外にもタウンユースからトラベル、スポーツ、またはビジネスまでも対応したプロダクトを発信するストリームトレイル。
水関係以外にもさまざまなシーンでパフォーマンスを高めてくれること間違いなし。
毎シーズン、時代のニーズに合わせたデザインとカラーリングをリリース。今回、持ち込みして頂いた新製品や新色もブースに立ち寄って頂いた方の目を引いていた。
今後も注目したい。
今シーズン 春の浜名湖の状況
ゴールデンウィーク最終日となった今回のStream Trailカップ。
GWとあって多くのアングラーがプラクティスを行っていた。
一昨年、昨年と浜名湖を騒がせたフリーリグ。またまた今冬も釣れ続けていた ボトムワインド。
状況的には魚を確実にキャッチするのであれば上記2点が主戦力候補となっていた。
水温は 16℃を平均に高い時では20℃を上回る個所も出てくる中、どちらかといえばまだまだ厳しい浜名湖の状態 いわゆる澄み潮の状態が続いていた。
一方で、ここ数年 特に釣ることの難易度が上がっている浜名湖のシーバス。最近の傾向として個体数が少ない。
以前のように浜名湖のシャローにいる個体が極端に少なくなっており過去の実績だけで追うと限りなくノーフィッシュに近いという状況はプラクティスに出た選手全員が感じたはず。
もしプラクティスでシーバスが釣れた!とした場合でも再現性はとてつもなく可能性が低く、どの選手も確実性を優先しブリームゲームにシフトして行くことが余儀なくされた。
もう1つの可能性
4月に入りSNS等で話題を呼んでいたもう1つの魚種!『ヒラメ』
ボトムワインドでのヒラメ実績が急激にアップ!
この話題のヒラメ。
なんと座布団級の70~80cmが数多く上がっていた。
ヒラメ1枚 2.5kg~3.5kgが期待でき大きなキッカーフィッシュになることが予想された。
各HOT参加選手の作戦として多かったのが…、
フリーリグ/ボトムワインドにて3本リミットメイクしてからシーバスを狙う人、もしくは座布団ヒラメを狙う人と二分した作戦となった。
大会当日
天気予報は晴れ。
深夜から暴風となった当日の朝は北西の風が吹き荒れていた。
予報では昼近くまで6~8mの風予報で、浜名湖本湖は白波が立つであろう状況。風に苦戦する選手が予想された。
参加選手は95名(女性1名 お子様1名)
HOTとして久々の90名以上の参加者となり参加選手の意気込みを感じられた開幕戦となった。
予想通り強風に苦しむ開幕戦…。
13:00にウェイイン開始。
会場帰着後、多くの選手が「風が強く釣りにならない」「強風過ぎて集中できなかった」との声。
一方で結果を残した選手はウェイインの列へ。
ウェイインされていく魚種はやはりキビレがほとんど。
しかし例年の春であればプリスポーンのクロダイ、エサをたくさん食べている分厚いキビレなど2kgに近い個体が見れたのだが、今回は会場を驚かせるようなクロダイ、キビレは皆無だった。
この状況から、1kg超えの魚をリミットメイクした選手が今回の優勝争いをする形となり最終的には混戦状態。
結果、ウェイインされた魚は75本。
・シーバス:16本
・クロダイ:10本
・キビレ:37本
・マゴチ:7本
・ヒラメ:5本
となり予想されていた座布団ヒラメは不発。
ウェイインした選手は40名。
リミットメイクした選手は13名。
・3kg台:3名
・2kg台:11名
・1kg台:11名
という結果となった。
優勝争い
3kg台を釣った3選手の中、最初に検量に現れたのはここ最近強さを見せている若手「伊原選手」。安定のキビレ3枚をウエイイン。ウエイトは3,140g
次に検量に来た昨年の年間チャンピオン「黒田選手」。
こちらも良型のキビレが3本。ウエイトは3,575g。伊原選手のウエイトを更新。
最後に来たのはなんとシーバスでのリミットメイクを達成した「高橋選手」。
本人はいつものように笑顔だが、会場内は緊張のウエイイン!
果たして結果は…
「3,525g!!」
黒田選手よりも50g足りず、黒田選手の優勝となり昨年のチャンピオンの貫録を見せつける結果となった。
スペシャルゲスト「トモチン」
今回Stream Trailカップではおなじみ、釣りガールのトモチンがスペシャルゲストで参加。
Stream Trail様の会場特設ブース、表彰式でのプレゼンターガールも務めて頂いた。
大会会場内では、今年度スポンサーの
・『SOLDIRO』様の新作ロッドの展示
・『ファイテン』様の電動バイク&自動車の展示、試乗会
・『ダイナーキャラバン 游』様のカナルハンバーガーの販売
など、HOTを盛り上げていただいた。
今回の結果として注目したいことはソフトルアーの多様化。
HOTも時代と共に進化しており上位の方、ほとんどの方がソフトルアーを使用。
春ということもあると思うが今回優勝の黒田選手の釣り方は今後の浜名湖に可能性を多く感じる結果だったと思う。
~浜名湖オープントーナメント実行委員会~