2011 第1戦「YAMAHAカップ」 大会結果

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開幕戦 STORY

ついに開幕!HOT第1戦YAMAHA cup !!  ヤマハ

いよいよ開幕を迎えたHOT第1戦『YAMAHA』cupが好天の浜名湖で開催された。今年からリニューアルした当ホームページからの事前エントリーが83名、当日参加が17名ということでジャスト100名での開幕戦となった。

● 前日までの浜名湖の状況

浜名湖の状況はというとプラクティスに入った選手の状況を聞いている限りかなり厳しいと予想できたものの、やはり中にはキッチリ釣っている選手も存在しフタを開けてみなければわからない状況。ただ、開催3日前まで降り続いた雨の影響がどこまであるかも参加者を悩ませるひとつの要因であった。

全体的な印象としては、数が釣れているのはシーバスで奥浜名湖でのスクール狙いが最も効率的だがサイズが伸びずキッカーが入らない。
そのキッカー狙いができる表浜名湖シャローは例年に比べ極端にシーバスの数が少なくかなり手強い印象。それから中浜名湖のウイードフラットでのキビレ、マゴチのボトムパターンも極少数の参加者が動きをつかんでいるといった状況で当日を迎えることになった。

● 朝イチに驚愕の事実

開幕戦の朝は晴天無風。7時20分にフライトが始まりデッドスローエリアから各々目的のエリアを目指しボートを滑らせていった。

今回の浜名湖上では特に混雑するようなエリアはなく、各エリアへと選手たちは思い思いのポイントを求め散っていった。筆者である自分もHOTに参加しているため目的のエリアに到着しキャストを始めるとナイスサイズのマゴチをキャッチ!ルアーを飲まれてエラにフッキングしていたことから弱る前に一時的にウエイインをしようと本部に戻る。
すると・・・


● やはり強い!!黒田選手

すでにそこには丸々太った60~70cmほどのシーバスが2本・・・。
それは誰もが今回求めていたサイズであり、どうしても見つけられないキッカーフィッシュであった。キャッチしたのは昨年開幕戦と最終戦を制した黒田選手。本当に強い!時間はまだ8時半にもなっていない・・・。推定4kgオーバーを目撃してしまいさらに燃える(笑)。
今回黒田選手にはカメラクルーが同船しており、動画などでそのヒットシーンやファイトシーンが見れるということなのでぜひチェックしてほしい。→黒田選手のブログ

● 微風から強風へ

今回の浜名湖は例年に比べ水温が非常に低い状況で、場所によるものの15~17℃台。いつものこの時期であれば20℃を越えていても不思議ではないシーズンだけに数日前の雨による濁りも重なってそれほど簡単な状況ではないのは明白。さぁどれだけの選手がウエイインできるのか? そして朝の狙いがバッチリとハマッた黒田選手のウエイトを上回る選手がいるのか?

無風だった浜名湖も9時には微風が吹き始め、10時を過ぎる頃には南の弱風、さらに11時以降は釣りにくい強風が吹く状況となってしまった。ただ、この風を味方に付けられるかも勝負の分かれ目。中潮のハイタイドデイということもあり浜名湖内はカレントもガンガン、潮も効きまくり終了時刻直前にはプライムタイムを迎えたシャローエリアも当然多くあったようだ。

● HOT史上記憶に残るウエイイン・デッドヒート

12時半をまわり選手が続々会場に戻ってきた。13時が帰着締め切りということで徐々に結果がわかってくる。

12時50分になりウエイインスタート!思いの他釣れているようでシーバス、マゴチにキビレと次々にナイスフィッシュが持ち込まれる。総じて1~2本のウエイインが多くやはり3本のリミットメイクは相当厳しかった模様。 その中でも今回5名の女性アングラーが出場し唯一ウエイインを果たしたのが杉田選手。シーバス2本を持ち込み2kgオーバーとお立ち台の期待がかかる。

そしてやってきました!朝の爆発後はどうだったのか?参加者全員注目の中、黒田選手のウエイイン。なんとリミットメイクに成功しナイスシーバス3本のウエイトはこれまた他を圧倒する5,885g!! ため息がもれるほどの圧倒的な強さに会場が静まり返る・・・。

誰もが黒田選手の昨年からの連勝だと確信した次の瞬間・・・

  

『オオォ~!スゲェ!!』という声で会場が一気にヒートアップ!!
なんと最後にウエイインステージに現れた通称「マゴチマスター」前原選手の持っているサカナは明らかにデカイ!!メガトン級のマゴチ2本とナイスサイズのシーバスが1本。

通常のマゴチでは1kg台がほとんどで、この日ウエイインされたマゴチ数本もすべてが1kg前半というウエイト。どうしてもサカナの体型上ウエイトはマゴチよりもシーバスに分があるため同じ長さであれば有利なのはシーバスなのだが・・・。
期待のウエイトは・・・?

  

● 大逆転優勝!!

会場にいる全員が注目する中、デジタル秤の数字が示したのはなんと『5,990g』!!この瞬間、誰もが黒田選手の優勝だと思ったウエイトをさらに更新したこの驚愕のウエイトに大歓声!!おそらくHOT始まって以来の盛り上がりで勝者は前原選手に決定!

● Patternはそれぞれ…

ということで幕を閉じたHOT開幕戦、上位5名の結果とパターンは以下の通り。

優勝 前原裕之選手

優勝はメガトン級マゴチ2本とシーバス1本で5990gをウエイインした前原裕之選手。
狙ったエリアは中央航路周辺や浜名湖の真ん中にある3~8mに落ちる巨大ブレイク周辺のフラット。水深はすべて2m前後でウイードエッジやパッチ状になっているウイード際などを魚探を駆使したり地形のサイトで狙っていった。
使用ルアーはすべてオンスタックルデザインZZhead+マナティ。ボトムを意識したワインドで早い時間にキビレを4枚キャッチしてリミットメイク。
その後マゴチ狙いにシフトしてキッカーとなるマゴチを2本キャッチ、さらにシーバス狙いにマナティのカラーを変え狙い通りにシーバスを追加してキビレをすべて入れ替えることに成功。 全部で9本のキーパーをキャッチしてこの結果となった。→【詳細レポートはコチラ】

準優勝 黒田健史選手

準優勝は5885gで黒田選手。
ビッグサイズのシーバス3本を揃えてのウエイインは流石のひとこと。昨年から、いやそれ以前からHOTの勝率は間違いなくNO.1。
今回狙ったエリアは表浜名湖の1番航路周辺。岬絡みの地形に上がってくる数少ないビッグサイズのシーバスを狙い通りの攻めで見事モノにした。
使用ルアーはメガバス・X-80BEAT(ボラカラー)。同選手曰く、「このルアーのこのカラーでしか絶対に釣れない」そうです。それだけのコンフィデンスが持てるルアー、そしてカメラの前で結果を出してくるあたり、本当にスゴイ・・・。→【詳細レポートはコチラ】

第3位 岡崎貞実選手

第3位はシーバスでリミットメイクし2580gをウエイインした岡崎貞実選手。
同選手は数年前、初参加のHOTでスタート直後に座礁し、潮が満ちる夕方まで待って帰着という苦い経験の持ち主。しかしながら今回やってくれました!!
その座礁した村櫛航路周辺のブレイクを狙い見事3本のシーバスをゲット! 風が強くなってからもバイトが続き、ブレイクのショルダー部には複数の、しかもかなりのビッグサイズも目撃したということでエリアは大正解。
使用ルアーはメガバス・マーゲイSW、ジップベイツ・リッジ70S、スミス・D-コンタクト72と、3本すべて違うものでヒットを誘発。いやはやお見事でした!→【詳細レポートはコチラ】

第4位 富永益生選手

第4位はシーバス2本で2570gをウエイインした富永益生選手。
鷲津航路周辺のウイードエリアをバイブレーションで攻め切って狙い通りシーバスをキャッチ。
今回使用したのはimaの新製品バイブレーションプラグ・Koume70。カラーもチャートバックのシースルー系をセレクトしたということでまたこれに関しては、詳細レポートをご覧下さい。→【詳細レポートはコチラ】

第5位 鈴木智久選手

第5位は強いですね~、鈴木智久選手。
女ヶ浦沖のフラットをリゲル21gで攻めてナイスサイズのキビレとシーバスを1本ずつキャッチして2,565gをウエイイン。今、浜名湖で話題のNEWテールスピンジグが早速結果を出しましたね! 作者である中村選手もリゲルでキビレを2枚キャッチして上位入賞を果たしています。→【詳細レポートはコチラ】

● 閉会式 各賞発表!

◆注目のルミノックスはkuuちゃんがゲット!

◆じゃんけんケンちゃん、4年生になりました!

◆宅配のめがねやさん提供偏光グラス争奪ジャンケン!

さてさて、とりあえず開幕戦は無事終了。会場で発表があった通り、年間チャンプの賞品はダイソンの掃除機!ということで・・・さらに盛り上がりましょう!!
まだ開幕戦が終わったばかりです。誰にでもチャンスはあります!そして、このまま参加者が100名前後を毎回キープできれば年間ランキング2位、3位も賞品が出せる可能性がありますのでぜひみなさん、お仲間をお誘い合わせの上HOTに遊びに来てくださいね~!
次戦以降もエントリーフィーより一部、東日本大震災への義援金として寄付させていただきますのでこちらの方もよろしくお願いいたします。
(report:小野田賢一)

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