第1戦SUZUKI MARINE CUP 結果
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HOT2013シーズン開幕!
HOT 2013 第1戦SUZUKI MARINE Cup
当初4月7日に予定していたHOT2013開幕戦は、爆弾低気圧の通過によって初の延期となった。
今年は桜の開花が早く、3月中旬から順調に水温が上昇し浜名湖の状況も上向きだった。しかしながら21日に開催日がズレ込んだことによってさらに季節が進み、例年のパターンでいくとボトムが爆発的に釣れる季節に突入するということで期待を膨らませた選手は多かったハズである。
今回の冠スポンサーは『SUZUKI MARINE』。
昨年の最終戦に引き続きの冠スポンサーということで今回も多大なるご協賛をいただいた「SUZUKI MARINE」。今シーズンは新型エンジン9.9馬力がイチオシラインナップに加わり、浜名湖ユーザーにとっては注目の商品である。昨年リリースされたバッテリーレスインジェクションを採用したDF20A/15Aも好調でますます目が離せない!
● 前日までの浜名湖の状況
春の訪れが早かった今シーズン。しかし開幕戦を予定していた7日に爆弾低気圧が通過するなど4月に入ってから不安定な天候も多く、それに伴い気温の変動も激しかった。3月下旬は非常に暖かかったため、例年よりも早く水温が15度台に突入。4月中旬には18度まで上昇し順調に見えたが、HOT開幕戦前にして真冬並みの寒気が流れ込み状況は一変。釣果もシーバス、キビレ、マゴチと概ね順調にキャッチされていたが、HOT一週間前当たりから食いが渋くなり復調しないままHOT開幕戦当日を迎えた。
● 当日の天候
その真冬並みの寒気、21日当日は予報通りの雨となり、気温も最低気温が10度を下回るという状態。冷たい雨が前日の夜から降り続き、水温はさらに低下。東北地方では降雪となるほどの気象状況で、4月下旬としては非常に珍しい天候となった。
浜名湖の天候としては朝から雨。スタート後も1時間ほどは変わらなかったが8時半を過ぎたあたりから明るくなりはじめ、10時頃には晴れ間が広がる。
しかし予報通り強風が吹き、この天候変化と強い西風に参加選手は頭を痛めることになる。
● ボトムの沈黙
ここ数年、浜名湖で爆発的な人気を得たボトムワインド。時期的にはベストシーズンへ突入する直前ということで、このテクニックに期待を寄せていた選手は多かったが、予想外の沈黙。水温の影響なのか、今シーズンは不調なのか、とにかくバイトが遠い状態であった。
それでもトーナメントタイムをずっとボトムにこだわり粘ればワンバイトは拾えるということで我慢の釣りを押し通した選手も多かった。
ウエイイン率は約40%、持ち込まれた魚の半分以上がキビレとマゴチであり、渋いながらもなんとか1本を絞り出した、という結果であった。
しかしながら今回の結果で気になるのがマゴチ。例年であればビッグママがもう少し多くても良いのだが、この日はマゴチ自体がたった3本のみのウエイイン。その中でも1本だけが1500gオーバーであとは小さい…。
今年のマゴチは果たしてどうなるのか?
● サイズが微妙なシーバス
ボトムとは対照的に意外とイージーにキャッチできていたのがシーバス。しかしながらそのサイズはキーパーギリギリか、それ以下の39cm、38cmといった個体が多く、ノンキーパーを10本近く釣ってやっと1本40cmが混じる、といった選手も存在した。
バイトレンジも極めて浅く、昨年の優勝パターンであるブレイク下のシーバスをシャッドで攻めるのも不発となった。
● ボトムVSシーバス
そしてこの開幕戦は表彰台の5人中3人がボトム、2人がシーバス狙いという結果となった。しかしいつもなら数本はウエイインされておかしくない2kgオーバーのシーバスが皆無。最大でも1kg前後のシーバスが少しと、それこそキーパーギリギリの個体がほとんどという釣果だった。対してボトムも前述の通りビッグマゴチが皆無、キビレも数を揃えるのが非常に難しく、結果的にはキビレでリミットメイクを達成したのは優勝者ただ一人で、シーバスで唯一リミットを揃えた選手が準優勝となった。3位以下が1kg台というここ数年では最もローウエイトのHOTであった。
優勝 松田秀生選手
優勝はキビレでリミットメイクし3,180gをウエイインした松田秀生選手。唯一の3kgオーバーで初の栄冠を手にした。鷲津航路北側のフラットエリアでキビレが濃いエリアを当日に絞り込み攻略。ウイードエッジで釣れていた数日前とは違うスポットでキビレの動きを捉え早い時間で勝負を決めた。使用したルアーはワインドでマナティ(MT-06)が今回のウイニングルアーとなった。
準優勝 百武信幸選手
準優勝はシーバスでリミットメイクし2,160gを持ち込んだ百武信幸選手。終始ホンダ前で粘り散発するバイトを丁寧に拾い切りノーミスでランディング。使用したルアーはバスデイ・レンジバイブ55ES(キビナゴカラー)であった。
第3位 吉田則康選手
第3位はキビレ1本とマゴチ1本のミックスバッグで1,645gをウエイインした吉田則康選手。今大会唯一のミックスバッグということで、いかに厳しい展開だったかが伺える。使用ルアーはこちらもワインド。ワインド強し!!
第4位 山本修久選手
第4位は唯一のビッグマゴチ1,520gを持ち込んで会場を沸かせた山本修久選手。今シーズン今のところ少ないビッグママをモノにして表彰台をゲット!使用ルアーはワインドということで今年もその強さは健在。
第5位 内田武志志選手
第5位はシーバス2本で1,490gをウエイインした内田武志選手。準優勝の百武選手と同じホンダ前で、朝に配布されたマナティのニューカラー「アカハゼ」で1本目をキャッチ。同船者も含め10本以上の釣果があったもののノンキーパーがほとんどであった。しかしながら粘って表彰台を獲得!!