2013 第2戦「WIND STYLE カップ」　大会結果

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　今回のHOTはかなり長期間のプラクティスを経ての参戦となった。GWから５月中旬にかけてはなかなか水温が上がらない状況の中、ガイドでも苦戦を強いられていたが堀選手に教えていただいたある１ヶ所が爆発的にキビレが釣れて、ガイドとその後のＬＵＸＸＥ動画をなんとかその１ヶ所のみで凌いだ。
　さらに湖内のマゴチを探しに探し回ったが、今年はハズレ年なのか極端に個体数が少なく不発。ガイドでも浜名湖沖のディープラインの方が比較的安定しているため湖内のご案内はできない状態となっていた。それほどまでにボトムワインドは絶不調で、頼りにしていたキビレが爆った１ヶ所もプリプラの段階ではすでにもぬけの殻になっていた。
　前週の土曜日、前原さんと入ったプリプラクティスのテーマは大潮の下げでどれだけシーバスが釣れるかを確かめる、ということで探すと…。昨年から温めている前原シークレットエリアで自分の１投目、ＺＺＨＥＡＤ1/2oz+マナティ90（アカハゼ）に70アップのシーバスがヒット。これはバラしてしまったが、要所を撃っていくと２番～Ａ航路、和田ミオ周辺にかけて怒涛の連発！！キャッチできなかったシーバスも含めると軽くウエイトは５kgを超えていた。いろいろなルアーを使ったがドリフトトゥイッチャー70Ｓへの反応が非常に良く、攻め切った後でもワインドを入れるとまた喰ってくる、という状況であった。
　しかしながら、HOT当日は小潮でロータイド。大潮の下げを目一杯使って連発した土曜日とは状況が違いすぎるため、あくまで本戦では下げが効いている午前９時までをシーバスタイムとした。そして残りの上げは、前日プラで唯一キャッチしたマゴチからヒントを得た、中央航路35番ポール付近のアオミドロのようなものが引っかかってこないエリアのみを撃つことに決め当日の朝を迎えた。

　今回ばかりはチャンスタイムが少ないため、朝イチフィッシュが重要になってくるがクジ運はいつも悪くて44番フライト。ここまで遅いとビリでも同じなので（笑）、ほぼ全員のスタートを見届けてからゆっくりフィールドへ。まずはＡ航路へ向かうが清水選手とバッティング。少し撃つが反応が無いため誰もいない和田ミオへ。ここで前日シーバスが見えていたピンスポットまで遠くから慎重にボートを流し、最大限の精度のキャストでピンポイントを直撃！ドリフトトゥイッチャーが着水して高速リトリーブに入った直後、ズシッという重いバイト。斬鱸ＧＴとナイロンラインの組み合わせがオートマチックにフッキングを深くキメてくれて１キャストで約1,500gのシーバスをキャッチ。
　その後も攻めに攻めまくるが９時を過ぎて上げ潮に変わりタイムアップ。次なる狙いのボトムワインドでマゴチを攻める。が、11時半までノーバイト。途中キビレを狙いに堀ポイントに行くも10分で見切りまたマゴチへ。しかし反応無く12時を過ぎる。

　どうしてもこのままでは終われないので、とりあえずボトムワインドは諦めて前日に上げ潮の時間帯、唯一シーバスを確認していたＡ航路北側へ入るもノーバイト。万事休すか…と移動を諦めた瞬間、なんとなく庄内湖のキビレはどうなんだ？と閃き12時20分に自分しか知らない（多分…）ピンスポットへ到着。ここでバックファイヤーにルアーを変え撃っていくと、なんとキビレがチェイス！！しかも目の前までポッパーを追ってきて自分と目が合った…瞬間に一目散で逃げられる（笑）
　このチェイスのスピードとポッパーへの反応の仕方に絶対の自信を得たため、庄内湖で最も信頼しているもう一ヶ所のピンスポットへ全開で走る。時間は12時半を回っていたが、この移動後のエリアでなんと狙い通りの連発！！すぐにバイトが出てコレは乗らず、次のキャストでド派手に出て無難にキャッチ。すでに12時40分。さらに次のキャストでも３発出るがヒットせず！よく見るとポッパーの後方には４～５匹のキビレがロックオン！！さらに次のキャストでもバイトを誘発しコレをフッキング！！しかし無情にもバレてこの後反応は途絶えることになる…。

　終了15分前のキビレをキャッチしてい「れば」、と優勝者とのウエイト差を知った時すごく悔やんでひとつ『勝ち』を逃したなぁ～と思ったが、このウエイトで５位に滑り込めたこと自体がラッキーなので、次は完勝できるようさらに努力してがんばろうと思う。

　最後に冠スポンサーのオンスタックル様、協賛スポンサー各社様、多大なるご協力ありがとうございました。そして参加者の皆さん、いつも運営へのご協力ありがとうございます。これからもHOTは日本一のソルトトーナメント目指してがんばりますのでよろしくお願い申し上げます。