2017 第3戦 「YAMAHA & Megabass CUP」 大会結果

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清水豊記

2017年第3戦 「YAMAHA & Megabass CUP」 優勝
清水豊記
ウエイト
3,640g (クロダイ×2 キビレ×1)

 今回の勝因は、当初考えていたパターンをリセット出来たことだと思います。この時期のパターンとしては、やっぱりシーバスでのビックウエイトを狙ってプラクティスを進めていましたが、なかなか追い切れずにいました。正直この時点では、終盤戦を迎えるトップウォーターパターンを追いかける気は全く有りませんでした。

 HOT1週間前は、台風によって浜名湖に出ることが出来ず、HOT前日に開催された他の釣り大会を半分プラクティスに当てました。まず湖の状況を見る為に奥浜名湖エリアを一周した結果、赤潮が広範囲に広がり、一部ワンドの奥まで広がっていました。ただ、流れ込み、風裏、一部のシャロ―、潮の干満により、水の良いエリアが存在していましたが、水が良くても魚は少ないと感じていました。事実その日は、松見ヶ浦、猪鼻湖、細江湖の杭を撃って得られたのはたった1度のバイトでした。そして、参加した釣り大会の結果から自分なりに考えると、
 (1)シーバスの回遊パターンは、赤潮の発生で無いだろうと。また杭に着く魚も少なく、サイズもイマイチ。
 (2)マゴチは釣れていたが、みんなキビレ・クロダイを狙ったワインドでの釣果。やはりサイズもイマイチで、単発な感じ。
 (3)キビレ・クロダイのボトムワインドは、やはり中央エリアが赤潮の為か不発。
 (4)一部のシャロ―エリアでキビレ・クロダイがトップで釣れていたが、実際どの程度のポテンシャルが有るか未知数。
 といった感じでした。

 HOT第3戦当日、それでも杭打ちすれば1本位はシーバスが出るだろうと、スタート後に山崎、細江湖の杭を撃つもノーバイト。気が付くと2時間半が経過していました。ここで一旦小休止して、エリアもターゲットも全てリセットして、前日の状況よりイチから魚を探すことに。数か所を回り、半信半疑だったトップウォーターパターンを試すことに。前日聞いていたパターンから、自分の持っているエリアで当てはめるとここかなっと思って入ったエリアが、庄内の杭+カキ殻の瀬というシチュエーションのエリアでした。着いて早々に杭へ投げたルアーに、キビレが3匹チェイスして来るのが見えましたが、それでもやはり半信半疑でした。しかし、それが確信に変わるまでに時間は掛かりませんでした。カキ殻の瀬の上を通すとバイトの嵐! 1本目がクロダイの1,200g。2本目もクロダイの600g。3本目が1,000gのクロダイ。途中2位に入った鈴木さんに目の前で2本ナイスサイズを釣られて、入れ替えまでされた時は、さすがに終わったと思いましたが、意地の入れ替えで来たのが1,400gのキビレでした。その後はひっくり返ってしまった魚のケアで、なかなか釣り自体が出来ずに帰着。なんとかローウエイト戦であったため勝つことができました。

 今回使用したルアーは、スミスのチヌペンFW。このルアー、ポッパーに反応が悪い時にメチャメチャ効きます。実際にこの日もトーナメント中、試しに投げたポッパーには一度も反応は無くすぐにチヌペンFWに戻したほど。実は、この夏も浜名湖内のガイドに出ていたオノケンが、度々爆釣していたのを聞いていたので私もここぞという時には投入していたルアーです。この辺りの詳しい動かし方等は、昨年のHOT第2戦でオノケンが同じルアーで3位入賞しており、その時のレポートをご覧いただくか、来年夏にオノケンガイドでぜひ根掘り葉掘り聞いてみてください! まだまだ秘密のキーポイントがたくさんあるようです。

 今回は意地になってシーバスを追わず、頭を切り替えることが出来たのが良かったかな! 最後に、いつもお世話になっているボートクラブ・カナルの愉快な仲間たちと、湖上で声をかけてくれる仲間たちに感謝です。

Tackle Date

◆Tackle Set
ロッド スミス ベイライナー66ML
リール スピニングリール
ライン PE 0.6号
リーダー フロロ10lb.
ルアー スミス チヌペンFW(ブルーシェル)・チヌペン(Mカタクチ)
フック  

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