2016 第2戦「オンスタックル カップ」 大会結果
オンスタックル Cup CONTENTS | STORY | PATTERN | 2nd STAGE RANKING |
- 2016年第2戦「オンスタックル Cup」 準優勝
- 鈴木孝啓
- ウエイト
- 3,380g (クロダイ×1 キビレ×2)
この第2戦の時期はシーバスをリミットメイクして4000g以上で優勝、3000g以上でお立ち台で今年も同じような結果になると予想していました。
僕自身トップウォーターの釣りに強いこだわりがありトップオンリ―でお立ち台に立つことを目標としていましたので、他の釣りの可能性も試しましたが、基本はトップで組み立て3000g以上を目標にすることに決めました。実際のところ、前日まで本当に釣れなくてどうしようか最後まで悩みましたが…。
ただ、当日1週間前からのプラクティスで魚の活性は上向いてきていることを確認していましたし、ベイトの量、潮の色、水温の推移、どれをとっても活性が高い群れを見つけられれば連発させられる条件が揃ってきていると感じていました。
気掛かりなのは、当日は風が強く吹く予報であったことと、もし活性の高い群れをとらえられなければゼロもあり得るということでした。インタビューでもコメントしましたが、キビレは群れでイワシを追い詰めて激しくボイルするタイミングがあります。当日そのタイミングを外さないように、朝一会場に向かう前に軽くポイントを見てまわり会場入りしました。トーナメントのルールで当日は釣りをしてはいけないルールなのでベイトの入り方と、水質だけを見て回りました。ここでボイルが発見できればラッキーだったのですが、残念ながらボイルはありませんでした。
今回、フライトが6番であったことが最大のツキを呼んでくれました。風が吹くとどうしても釣り自体やり難くなりますし、ましてやトップの釣りは、アピール力、フッキング率で他の釣り以上に状況が悪化するためです。スタート直後から、一気にポイントへ向かい、風が強まる前になるべく多くのポイントをチェックする作戦です。
1か所目のポイントは会場から1〜2分の場所で、カキ殻のハンプに付くチヌを効率よくスピーディなポッピングで攻めていきました。すると2投目で水面を割ってヒット、安心とともに、一気に闘争心に火が付きました。数投でヒットしたため2匹目もかなり期待できると同様のアクションで探っていくと、すぐに2匹目もヒット、キャッチできました。しかし、もう一度ボートをつけなおしチェックしていきますが反応がなくなってしまいました。
その後、ストラクチャー絡み、ブレイク絡み、ベイト絡みの岸際、ハンプ絡み、橋脚、など考えられる魚の着きそうな場所を次々と撃ちますが反応が得られず、3つのポイントに絞って魚を探し出す作戦へ変更します。その3つのポイントは、カレント、ハンプ、水質でした。
辿りついた場所はカレントが効いていて水が比較的綺麗で、水深が30~50cmにまで盛り上がるハンプでした。ハンプの向こう側にキャストしてハンプの中心をかすめるように通してくるとチェイスしてきます。追い方からクロダイだと思いますがなかなか食わせられません。魚には近づいてきていると信じてやり続けます。
すると、上記の3つのポイントにプラス杭が絡むポイントで複数の大型クロダイが付いていることに気が付きます。ただ、サイトっぽくなってしまい、気付かれている可能性があったため距離おいてキャスト、スッと引いた瞬間に勢いよく追ってバイトしてくれました。
この魚がおそらく1800g近くあったと思われ、3匹で3800gを超えるウエイトを叩き出すことが出来ました。その瞬間お立ち台はいったなとは予想できたのですが、シーバスの不調、この時期特有のプリスポーンのメガマゴチもなかなか釣れない難しい日であったため準優勝すること出来ました。当日はトップに向いていた天候ではありませんでしたが、それでも上位3選手のように狙い方次第では魚を釣ってくることが出来る。改めてトップの可能性を広められ、トップチヌを愛する僕としても非常に嬉しく思います。
これから浜名湖のトップチヌは全盛期を迎えます、みなさんも是非トップウォータープラグを持って浜名湖へ遊びに来て下さい。
運営の皆様、参加された皆様、本当にお疲れ様でした。
Tackle Date