2016 第1戦「SUZUKI MARINE カップ」　大会結果

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　今シーズンはバストーナメントに力を入れている事もあって、少ないプラでいかに効率的にチェックできるか？が1つのテーマでした。というわけで本番の前の週と数日前に、それぞれ半日づつ２回のプラを実施しました。
　そこでまずチェックしたのは、昨年の第１戦で使った２つのパターン…　“ウィードエッジ”パターンと“カバーシャッディング”パターンでした。しかしこの両方が、見事なまでに全く機能せず、昨年カバーシャッディングをした大岩周りには、全く魚影すら見えない始末。やはり同様のパターンで凌げるほど、浜名湖は甘くない…というのを痛感させられました。

　しかし、今回は試してみたいNEWルアーを１つ持ち込んでいました。それがnadaの「ビズラ」で、"カキ殻フラットのスーパーシャロー"（水深50cm前後）に通すと、小一時間でサクっと４枚釣れてしまうという衝撃的な釣果でした。これはウィニングパターンになるかも…と期待し、セッティングを煮詰めて2回目のプラに投入します。ところが何と、この日は完全にノーフィッシュ。狙っていたスーパーシャローフラット上から、魚の姿が完全に消失していました。一瞬で魚が消失する、シャローのフィーディングフィッシュを狙いの怖さを痛感させられた出来事でした。

　そして試合当日。まずはスーパーシャローパターンの可能性に賭けて、猪鼻湖のシャローへバウを向けました。ジャッカル・ソウルシャッド58SPをハードボトムに当てながら引き、ルアーがブレイクに差し掛かってフッ、と中層を泳ぎ始めた瞬間にひったくりバイト！
　これが予想外の50cm・1kgクラスのシーバスでした。次はさらに激浅の水深30～50cmのポイントに入り、ビズラをキャスト。ロッドを立てながらボトムに3～4回タッチする位のスピードでリトリーブを続けると、グッドサイズのキビレが足元まで追いかけてきました。
　しかしバイトにまで至らず、「追い切れなかったかな？」と判断しソウルシャッド58SR（シャロー用チューニング済）にチェンジ。ボトムコンタクト時に一瞬のポーズを入れながら引いてくると、すぐに1.2kgクラスの良型キビレがヒットしてくれました。
　　そしてさらにソウルシャッドを巻いていきますが、追加のバイトを得られません。そこでもう一度ビズラに戻すと、何と１投目でHIT！これもやはり1.2kgクラスのグッドサイズでした。

　というわけで8時の時点で3kg前半のリミットが揃うという、この上ない展開に。その後はビッグシーバスを狙って、表浜名湖始め浜名湖を2周する勢いでランガンしましたが、入れ替えはならず。結局朝の3本・3,330gのままウェイインする事となりました。昨年の優勝ウェイトが4kg超えだった事を考えると、表彰台は獲れても優勝までは無理だろうと考えていました。

　しかしローウェイト戦となったことに助けられ、結果はまさかの優勝…！凄腕の集うHOTで連勝という、もう一生無いくらいの幸運を手にする事が出来ました。一緒に競って下さった参加者の皆様、そして運営に汗を流して頂いた方々に、心から感謝したいと思います。私自身も、この素晴らしいHOTを楽しみながら、その魅力を少しでも多くの方にお伝えしていきたいと考えています。
　それでは次戦以降もなにとぞよろしくお願いいたします。