2017 第4戦 「まぐろの海商 & nada. CUP」 大会結果
まぐろの海商 & nada. Cup CONTENTS | STORY | PATTERN | 4th STAGE RANKING |
- 2017年第4戦 「まぐろの海商 & nada. CUP」 準優勝
- 清水豊記
- ウエイト
- 5,890g (シーバス×3)
厳しかった。『HOT of the Year』この為に1年戦ってきました。
今年はHOTになって10周年ということで、年間チャンプ用にチャンプカップも出来上がりました。このチャンスをモノにしたい! しかし、年間ランキング暫定1位で迎えた最終戦、週末になると台風や強風に見舞われ、思い通りに進まないプラクティス。
全くパターンの見えてこない自分とは対照的に、大会の前々日には、ランキング2位の鈴木選手が強烈なパターンを掴んでいるとの情報が・・・。鈴木さんが優勝したら、自力で勝ち取るには5位以内には入らないといけない。それはかなり高いハードルでした。本来なら庄内エリアを打っていればそれなりの釣果にはなるが、今年に限っては魚の数が少ないのか、下手すると揃えるのにいっぱいいっぱい。
でもそれ以外のパターンで勝負出来るエリアが有るのかそう考えた時に浮かんできたのが、表浜名湖のシーバスパターンでした。プラクティスでは、そこそこ魚は触れていましたが、最近はハマることが少ない表浜名湖エリア。
でも爆発するとしたらこのタイミングだろう。それは10年やってきた経験と勘でしかありませんでした。前日からの強風に加え、当日もビュービューの西風予報。朝一に干潮の潮回り。濁りも入り、表エリアが爆発するには十分な条件でした。勝負しよう! HOT 10年分の集大成。
当日朝イチのスタート後に向かったのは、A航路のピンスポット。狙い通り表浜名湖は風がビュービューに吹き抜け、濁りも入り、思った通りの状況。狙い通りの開始10分程で、約2,500gのキッカーサイズのシーバスが入りました。その後は30分程周りのエリアを流すも反応が無い為、2.5番の西側エリアに入ます。時間的には潮止りの時間を向かえているはずなのに、あまりの強風で表面の潮は流れている状況。
この風のおかげで潮止まりの時間でもバイトが続きました。航路沿いを流していくと、ベイトが跳ねるエリアが何ヵ所か有り、そこにルアーを入れるとバイトが連発。ひと流し目で、1,750gのシーバス。次の流しでも、1,550gのシーバス。9時にはリミットを達成することが出来ました。更に、予報では9時ごろに止む予報の風が一向に止む気配が無く、正に自分には神風が吹いている様でした。
エリアを2.5番の東側のブレイクに移すと、ショートバイト、バラシに悩まされながも1,650gのシーバスで入れ替えに成功。自分にこれだけ釣れているなら、他の人はもっと釣れていると思って、表エリアをランガンするも、ショートバイト&バラシで入れ替え出来ずに終了。
相変わらずミスが多かったが、自分の持てる力を精一杯出した結果に、ドキドキしながらウエインに…。鈴木さんのウエインバックを見た時は、完全に終わったと思いましたが、最終戦何とか2位に滑り込み、自力で年間チャンプになることが出来ました。
いゃ~鈴木さん強かった。多分、鈴木さんが居なかったら、自分もここまで戦えなかったと思います。この日魚を釣ったルアーは、全てバスデイのレンジバイブの70ですが、風向き・潮の流れ・その強さと狙うレンジによってSとESを使い分けました。
それにしても、今年は何か見えない力に後押しされている様な、ラッキーが続いた1年でした。最後に、いつもお世話になっているカナルの柴田さんはじめスタッフとマリーナの仲間たち、湖上で会う愉快な仲間たち、HOTに協賛して頂いている多くのメーカー様・ショップ様、ありがとうございました。来シーズンも、よろしくお願い致します。
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