2017 第4戦 「まぐろの海商 & nada. CUP」 大会結果
まぐろの海商 & nada. Cup CONTENTS | STORY | PATTERN | 4th STAGE RANKING |
- 2017年第4戦 「まぐろの海商 & nada. CUP」 優勝
- 鈴木孝啓
- ウエイト
- 6,210g (シーバス×3)
今回の最終戦は、2年連続のH.O.Y(年間チャンプ)を掛けた特別な意味を持った試合でした。3戦を終えて1位と5P差の2位で迎えたこの状況では、お立ち台に上がることは絶対条件、その中でも上位でなければ自力での優勝は厳しいと予想していていました。かなりプレッシャーが掛かる試合でしたが、釣れたとしても釣れなかったとしても楽しんでやることだけは忘れないということ、また、当日の状況をしっかりと把握し柔軟に対応するということを意識して臨みました。
プラといえるプラは2日前に行いましたが、毎週のように浜名湖に出ているため簡単ではないことは分かっていました。そんな中、2日前のプラで最もウエイトを稼ぐことが出来るプリスポーンのシーバスを見つけました。他のエリアで釣れるシーバスよりもコンディションが良かったのと、比較的大きなサイズのかたまった群れであったため、当日はこの魚を狙い、潮の効かない時間帯は庄内湖で魚を揃えるというプランに決めました。
迎えた当日、フライトは10番目でした。他の選手の行方も気にはなりましたが、プラン通りにポイントに向かっていくと、濁りが強くなっていることに気が付きます。更にプラクティスで見つけたポイントは、風がいい感じに当たっていて条件としては申し分ありません。プレッシャーを掛けないように、離れたところからエンジンを切り、エレキを使って補正しながら流していくと、流れが強く当たる場所に差し掛かったところで、1本目がヒット。これをしっかりとキャッチし一安心。ウエイトは約2,500gの狙い通りのキッカーで、いるのが分かればあとはやりきるだけです。
直後に、もう1本のキッカーシーバスと、約700gのクロダイをキャッチし1時間ちょっとでリミットメイクに成功しました。あと1本キッカーシーバスが入れられれば勝てると思ったのですが、シーバスが弱ってしまったため事前ウエイインするため会場へ戻ります。会場で事前検量を済ませた魚が2,800gであったため、すでに5,500g以上は持っていることが分かりました。狙いは優勝でしたので、もう1本取りに行きましたが、ロスした時間が大き く潮が止まりかけていたため、このエリアは諦めて庄内湖の奥で入れ替えを目指すことにしました。
しかし、ボートが多いためかプレッシャーが掛かり全く釣れません。仕方なくボートが少ないはまゆう大橋付近に下がってきたところでやっと1,000gくらいの魚が釣れて6,000g位だろうということは分かりましたが、これでは勝てないと思い、残りの時間は庄内湖と表浜名湖をランガンしましたが釣れないまま終了の時間を迎えてしまいました。
結果は予想より厳しかったため、シーバス3本6210gで優勝することが出来ました。実は今回が初優勝なのですが、年間チャンプになれても、やはり一つの試合での優勝はまた違った難しさがあると感じていました。それを最終戦、年間タイトル争いという最高のタイミングで達成できたことを本当に嬉しく思います。
運営スタッフの皆様、参加者の皆様、協賛メーカーの皆様、そして、応援してくれているみんな、サポートして下さっている皆様、1年間本当にありがとうございました!!
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