第4戦 まぐろの海商 & DOG FIGHT CUP 結果

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山田賢治

2015年第4戦「まぐろの海商 & DOG FIGHT Cup」 優勝
山田賢治
ウエイト
7,760g (シーバス×3)
フィッシング・エリア
 
フィッシング・パターン
 

 ファーストポイントは庄内湖最奥のピンへ向かいました。
 狙いはボラを捕食している大型の個体で、とにかく優勝ウェイトを出すには、リスクがあってもこのパターンしかないと考えたからです。雨と風による変化が気がかりでしたが、一流し目で70cmクラス、3kg超えの個体をメタルエッジ16g(赤金)で獲りました。

 雨のせいかベイトのボラは見えなくなっていたものの、シーバスはまだ留まっている。
 そう判断し、2流しした後、ポイントを大事に釣るため一旦そこを離れます。そして雨で流入した濁りが絡む杭にクランクを通しますが、反応したのはキビレのみでした。
 しかしタイミングを変えてポイントに戻ると、そこでは他の選手がビッグファイトを演じていました。その選手はそのまま、ポイントにステイ。祈る気持ちで何度も入り直しを試みましたが、逆に選手が増えていくばかり。ついにその場所が空く事はありませんでした。

 心中すると決めたピンスポットを失ったのはショックでしたが、腹を括ってサブパターンだったイワシ喰いのシーバス狙いに切り替えました。
 強い東風が吹きつける中、目星をつけておいたピンをランガン。レンジバイブ55TG(クリアキビナゴ)で連続ヒットを得て、AM8:30、リミットメイクします。
 しかし釣っても釣っても、50cmクラス、ウェイト1kg前後のレギュラーサイズ止まり。5~6本追加しましたが、どれも似たようなサイズでジャンプアップが出来ませんでした。

 数を釣り続けて、少しづつ大きい個体に入れ替えていくか?
 それとも、前日好調だった細江湖に大移動するか?
 今大会の帰着はいつもより早い12:00のため、迷いながらキャストを続けていました。そうする間にますます東風が強くなり、風表のピンはキャストさえ難しくなってきました。
 クリアな水質に合わせてレンジバイブを使っていたのですが、そこで2gだけ重いメタルエッジ16g(M PINK HEAD)にチェンジ。風の当たる杭の角に通した1投目で、60UP、2kgクラスがヒットしました。

 そこでこのパターンに賭ける決意を固めてランガンを続ける事にしました。
 しかし横風をまともに受ける場面では、ミスキャストが増えてリズムが掴みにくくなっていました。
 そこでさらに4g重いスパロー20gにチェンジし、強いサミングでラインスラックを抑えてラインの膨らみを抑えました。そして一等地のベストコースを通して、本試合最長となる70UP、3kg弱をキャッチしました。
 その後は入れ替えを狙って朝イチのピンを窺いましたが、チャンスは来ず試合終了となりました。

 今回優勝できたのは、いつもアドバイスをくれる皆様、そして競い合ってくれる方々のおかげに他なりません。
 自分だけの力では、決してこの日に辿り着く事は出来ませんでした。
 力及ばずシリーズ成績は3位となりましたが、今は「やり切った」という思いで一杯です。
 参加者、運営者、そして理解してくれる家族に、心からの感謝を伝えたいと思います。

 

 いい大人が心から感動できるという、トーナメントの素晴らしさ。
 これからもそれを、出来るだけ多くの方と一緒に分かち合っていきたいと思います。

 

Tackle Date

◆Tackle Set
ロッド スピニングロッド66ML
リール シマノ 15ツインパワー3000HGM
ライン ナイロン20lb.
リーダー フロロ5号

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