2017 第2戦「SUZUKI MARINE CUP」　大会結果

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　HOT第２戦の約１ヶ月前からこの試合に向けて魚（主にキビレ）の動きを気にしていました。今年は動きが遅いのか期待していたエリアにも魚が入らずたまにポロッと釣れる程度の掴みどころがない雰囲気でしたが、１週間前にはある程度の可能性を感じていました。

　例年この時期なら手堅くキビレを揃えてからキッカーシーバスを狙いに行くのが理想だと思うので、試合３日前の木曜日にキビレのエリアを最終チェックして土曜日はシーバス探しと、プラのプランを立てました。ところが木曜日はボラのスレ？の２バイトで終了。前日の台風の雨の影響なのかエリアが悪いのかまったくわからず結局土曜日に魚を探し直すハメに…。

　そして土曜日、釣れない浜名湖を３／４周ほどまわり辿り着いたのが猪鼻湖の東急ワンド奥。シャローフラットエリアにやや小さめに見える黒い魚体が５～６匹見え、「ノンキ―だよなぁ？」と思いながらもラッキークラフト・サミー65をキャスト。一匹が反応すると他の魚も負けじとチェイス！！　８連発のミスバイト後にやっとフックアップした魚が意外にも１kgクラスのキビレ。不思議に思いながらも再度フラットエリアをチェックすると結構な量の魚体を確認し、ここはそれ以上触らず終了。結局この日は猪鼻湖の３ヶ所で反応があり試合のメインエリアに決めました。

　HOT当日のスタート後、迷うことなく猪鼻湖へ。他に誰も猪鼻湖に入ってこないようなので、まず水中岬先端部をシャッドでチェック。約10投し何も起こらず、昨日の東急ワンドエリアに移動。完全に貸し切り状態なのでとりあえずワンド入口の岬からポッパーでチェック。前日よりゴミが増えてルアーを流しにくい状態ながらも途中３回のバイトがあるも乗らず。シャローエリアでは昨日より多くの魚体を確認しポッパーにも好反応！しかし、お決まりのミスバイトが連発…。15発目くらいのバイトでやっとフッキングに成功し、キャッチしたのは昨日と同じサイズのキビレ。時刻は８時。続けてシャローエリアを流し切るも追加できず、再度ワンドの入口に戻り今度はサミー65も交えてキャスト。二流し目はチェイスもバイトも見える魚体も減ってきたのでポイントを休めるつもりで猪鼻湖の各所をまわるも反応無し。

　約１時間後、東急ワンドに戻り再びサイトで狙う。サミー65に何度もバイトがあるのに１度も乗せられず…。10時を過ぎた頃からはシャローの魚もだいぶ減り、反応も無くなってきたのでこの場所を見切るかマジで悩む。でも、見えてる魚を諦めきれず、このエリアと心中覚悟で攻め続けるがこの後約１時間半ルアーを変えたりアクションを変化させたりしながらキャストを続けるも何も起こらず。ターゲットが見えているのに手も足も出ない状態がこれだけ長く続くと精神的にも結構キツイ。「投網があればｗ」とか考えたりして（笑）。

　そんな中の12時少し前、ブレイク下側狙いでシャッドを投げていた時に風が西寄りに変わり、この日初めてシャローフラットに風が当たり始めました。「キター！！」と思いサミー65に持ち替えサイトで魚影を確認しつつキャスト。その１投目からなんといきなり激しいチェイスでバイト！ウイードに巻かれながらもエレキで突っ込みなんとか無事キャッチ。やっと２本目。場所を荒らした感があるので少し離れた場所にロングキャスト。また数回のミスバイトの後にヒット！！コレも無事にランディングしついにリミット達成！ず～っと無反応だった見えてる魚が風が出た瞬間からイッキにここまで活性が上がるとは予想以上の出来事でした。風の威力を感じた瞬間でした。

　多分このタイミングがジアイ真っ最中のハズ！なのに３本目を獲った瞬間、満足感と達成感、疲労感などがイッキに湧いてきて…気力が抜けた感じに。オヤジパワー燃え尽きか？（笑）これ以上釣りを続ける集中力が保てずに、ここで勝手に試合終了。12時15分に猪鼻湖を後にしました。

　結果、初優勝はできましたが今回の釣りで腑に落ちないところがいくつか…。まず、見えていた魚体が黒い（クロダイ？）のとサイズがキーパーも微妙なくらい小さく見えたこと。でも実際に釣れたのはその見えているサイズよりも大きな良型のキビレだったこと。

　翌日になって思い出したのがミスバイトのほとんどがシャローフラット上で、ヒットゾーンはすべてブレイクライン絡みだったこと。これは見えていたのは小型のクロダイであり、それがルアーにアタックしているのに刺激を受けたブレイクに潜むキビレが横取りしてヒットした？と考えればすべて納得いくかも。という結論に達しました。

　以上、HOTでやっと初優勝できた内山でした。ありがとうございました。