2016 第4戦「まぐろの海商 & DOG FIGHT CUP」 大会結果
まぐろの海商 & DOG FIGHT Cup CONTENTS | STORY | PATTERN | 4th STAGE RANKING |
- 2016年第4戦「まぐろの海商 & DOG FIGHT CUP」 準優勝
- 鈴木孝啓
- ウエイト
- 0,000g (シーバス×0)
昨年の年間チャンプ争いに続き、今年も暫定5位と何とか年間チャンプを狙える位置で最終戦を迎えることが出来ました。しかし、今回の最終戦は浜名湖のレジェンド黒田さん、バスプロの神谷さんが参戦すると聞いていたので超ハイレベルな戦いになることが予想され、前回以上にプレッシャーを感じていました。
ただ、落ち着いて考えてみれば年間チャンプを目指すみんなが同じ条件で、逆に考えたらチ ャンスもあると感じていました。もちろん勝てるとは思っていませんでしたが…。こうなったらとにかく自分に釣れる魚を探すしかないと思い、プラクティスでは本湖はもちろん、猪鼻湖、細江湖、庄内湖など全体を回ってどの程度釣れるのか、ベイトの種類は何か、魚のコンディションの違いなどをチェックしていきました。1週間前まではどのエリアもそこそこ釣れる印象でしたが、60cmを超える魚は単発でしか釣れませんでした。
HOT前日は、1週間前までのプラの状況からハゼをベイトにしている魚が大きいと想定して探しましたが、その魚を見つけることができませんでした。そのかわりにヒイラギを食べているグッドコンディションの魚を発見し、まとまった群れであったため当日もこの魚を狙っていくことに決めました。
そして当日、フライト順は38番と大分遅れてのスタート。最初から狙っていた庄内湖へ向かいますが、前日は強い西風だったのに対し、当日はほぼ無風~若干の北東の風。魚が動いているとしたら釣れる可能性のある、庄内湖入口のブレイクをテンポよく探りますが、反応が得られず魚も目視できなかったことから、今回もっとも釣れる可能性が高いと考えていた山崎の牡蠣棚の間に点在する水中の見えない杭に狙いを定めて移動します。
ここではバッティングはないと思っていたのですが、先行者がいたため距離をおき同じミオ筋にある牡蠣棚の北端に入ります。バスデイ・レンジバイブ55ESをセットし数投、ハンプのもっとも盛り上がった部分を通した瞬間ドスンという衝撃でリトリーブが止まり、狙っていた65cm超えのキッカーフィッシュがヒット!! まず1本目となる2kgオーバーのシーバスをキャッチできました。この魚をキャッチできたことで気持ちはかなり楽になりました。
しかし、後が続かないためタイミングを変えて入り直すことにして、はまゆう大橋付近のポイントへ移動しました。ここも先行者がいたので自分は少し離れたところからポイントに入らせてもらいました。そして数投、またもキッカーサイズのシーバスがヒット。やはりストラクチャーとハンプがキーになっているようでした。この魚はハーモニカ食いの完璧なフッキングのおかげで難なくキャッチ、8:30の時点で2匹のキッカーが入る楽な展開です。
しかし、同じような条件の場所を攻めても魚の反応は無く、もう一度山崎の牡蠣棚の間に点在する水中の杭を狙いに行ってみると先行者はいなくなっています。ただ、カレントの効きが弱く流れ藻も多い非常に釣り難い状況でした。なんとか流れ藻の間を縫って通すと40cmのシーバスが下から勢いよく食い上げてきました。ここで3本のシーバスを揃えることには成功しますが、あと1本のキッカーは逆に遠ざかっているのを感じました。40cmギリギリだと検量でノンキーとなる恐れがあったため、気分転換に釣れた場所を結んだ航路沿いの中でも地形変化の大きいポイントだけをO.S.P.ハイカットDRで流しながら魚を探していきます。すると、すぐにショートバイトを得ることができたため少し続けると43cmのシーバ スをキャッチできました。とりあえず僅かですが入れ替えに成功します。ただ、このパターンで狙って釣れるのは小さいサイズが多そうだったため、キッカーを取るために2本目をキャッチしたはまゆう大橋付近のポイントに戻り、今度は、バスデイ・レンジバイブ55ESからジャッカル・Dビルシャッドへ変えて攻めることにしました。そして狙っているポイントを通過した瞬間、キッカーフィッシュがチェイスしてきて、ルアーの浮上とともにバイト。間違いなく口の中にすっぽり入ったのですが、掛かる感触もなく魚は逃げていきました。一瞬何が起こったのか分からずルアーを見てみると、フロントとリアのフック同士が絡んでいるという大失態。自分のせいなので泣くに泣けませんでしたが、今日一 番の取り返しのつかないミスをしてしまいました。
その後、何度か流し直しましたが、キッカーシーバスが姿を現すことはありませんでした。試合も終盤に差し掛かり、時計の針は11:00を指しています。最後に、勝負を掛けると決めた場所は1本目をキャッチしたポイントの周辺。バスデイ・レンジバイブ55ESを丁寧にストラクチャーに沿って引いてくると数投に一回チェイスしてきます。サイズは少し小さいですが入れ替えはできそうです。ただ、バイトしても乗らなかったりでいまいち食いが浅いので、ルアーをメガバス・メタルエッジに変更します。すると回りを見ている間にドスンとバイト、60cmくらいのシーバスが首を振っているのが見えたのですがバレてしまいました。その後も、チェイスはしてくるのですが、最後までキャッチすることができずにタイムアップ。
キッカーを3本揃えられなかったことに悔いが残りましたが、2本取れたことに満足して帰着。ウェイインの結果はキッカーシーバスがウエイトを稼いでくれたおかげで5770g。
第4戦としては、準優勝することができました!!
年間チャンプ争いでも暫定5位という厳しい状況から4つ順位を上げて1位、初の年間チャンプになることが出来ました。ただ、トーナメントに出ている方は本当に釣りが上手い方ばかりで、自分はまだまだ分かっていないことの方が多いと思います。この結果に満足せずもっと浜名湖を知って、魚を知って釣果に結びつけていきたいと思います。
参加された皆様 、運営の皆様、そして応援してくれた皆さん、本当に素晴らしいHOT2016シーズンをありがとうございました!!
Tackle Date