2011 第2戦「SUZUKI MARINE カップ」 大会結果

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2011年第2戦「SUZUKI MARINE Cup」 優勝
黒田 健史
ウエイト
5,330g
フィッシング・エリア
南エリアの1番筋周辺
フィッシング・パターン
ミノージャーキング

 今回、僕だけでなく多くの参加者のキーワードだったのが『マゴチ』。シーバスの厳しいこの季節、シーバスだけでは3kgが限界ではないかと予測される中、前回優勝した前原さんが流行に火をつけたワインドパターンは、この一ヶ月ちょっとの間に爆発的に広まり、浜名湖でのマゴチで5kg、6kgは誰にとっても特別なものでなくなっていた。

 『勝負にこだわる』のか『スタイルにこだわる』のか、僕自身も練習前から非常に悩んだが、カメラが乗ること、スポンサーメーカーのこと、自分自身のスタイルのこと、色々と考えた結果、『スタイルにこだわって優勝を狙う』ことを決意して練習をスタートさせた。

 この時期の浜名湖では正攻法でシーバスを狙いにいってもよほどの運がない限り4kgが限界。通常の大会であれば3kgで勝負がつく。そんな状況でマゴチに勝つため6kgを視野に入れるのであれば普通のことをしていては絶対に勝てない。そう思い、一日2~3時間×四日間の練習のほぼ全てを新規エリアと釣り方の発見のためにに費やしたが・・・結果的に得られたものはゼロ。練習の四日間で釣れた魚はたったの二匹。うち三日は完全ノーフィッシュ。ただ釣った二匹(シーバス×1、クロダイ×1)が予想以上にナイスサイズであったこと、この二つを限界まで搾り出してミックスバッグでウェインできれば6kgが狙えないことはないこと等、を心のよりどころに結果的に今までのエリア+α程度で勝負するしかなく当日を向かえた。

 狙ったエリアは鉄橋前後の潮の流れが大きく出るエリア。1~3番まで鉄橋の北も南もかなりの数のスポットをランガンし、結果的に一番多くの魚が出たのは1番筋にある岬の水深50cmの岩。使ったルアーは僕の中での浜名湖最強ルアーX-80BEATで、シーバス用に前回と同じくGGボラカラー、そして全く同じスポットを攻める場合でもクロダイ用としてGGアカハライワシと使い分けた。(ここらへんの使い分けは近日公開の動画をご覧下さい。)

 今回は予想通り、前回のように簡単な展開ではなく、何度も暑さとプレッシャーで吐きそうになった。ランガンして30分~1時間にワンバイトあるかないか途中、最近の急激な水温上昇に魚が慣れていない為か喰いが浅く、50cm近いクロダイと、60UPのシーバスをミスしており、精神崩壊しそうな自分と常に隣り合わせであったが、挫けそうになるたびに初戦の悔しさを思い出して、最後の最後まで気を抜くことなく、全力で釣り切った。

 結果、65cmクラス(2.5kg)のシーバスと50UPのクロダイ(2kg)、800gのシーバスでなんとかウェイン。5kgあるかないかだと思っていたので、『これ多分また二位だ・・・でも前回とは満足度の違う二位だ!』と6kgには届かなかったものの、内心満足しながら帰着。

 やはり予想通りマゴチのウェイインが圧倒的。ほとんど全てと言っていいくらい検量はマゴチが占めていた。ただ卵を落としている個体が非常に多く、60cmを超えるようなマゴチは皆300g近い減量をしていた。

 過去に何度も浜名湖のトーナメントでは優勝してきたが、今回の優勝はベスト3に入るくらいの嬉しさだった。自分の甘さで優勝を逃した初戦から一ヶ月。ちょっとだけ強くなって今回勝つことができた。残り3戦そして4戦ともっと強くなって三連勝を狙います。

 今回も詳しい内容は全て動画として近日中に公開いたします。僕のブログで編集でき次第公開するので宜しければご覧になってください。【ブログはコチラ】

Tackle Date

◆Tackle Set
ロッド シマノ ワールドシャウラ2702R
リール シマノ ステラ2500S
ライン フロロ6lb.
リーダー フロロ10lb.
ルアー メガバス X-80BEAT(GGボラ・GGアカハライワシ)
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